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そこが知りたい!
胃カメラQ&A

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胃がん対策の基本は、とにかく「早期発見・早期治療」。胃カメラは、そのために必要な検査です。
当院では、鼻から内視鏡を通し、苦痛を抑える「経鼻内視鏡検査」を行っています。
または、鎮痛剤・鎮静剤を使用した苦痛の少ない「経口内視鏡検査」を行っており、どちらかを選んでいただけます。
以前、胃カメラが苦しかった方に特にお勧めします。
胃カメラについてよくある質問をQ&A形式でまとめました。安心して胃カメラ検査を受けるための基礎知識として、お役立てください。

胃カメラ検査ってどんな検査?

ファイバースコープを口、または、鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。
胃粘膜にできたポリープや潰瘍(かいよう)、がんなどを観察、撮影するほか、状況に応じて切除するための検査です。

胃カメラ検査で、どんな病気が発見できるの?

上部消化管(食道・胃・十二指腸など)のポリープや潰瘍、がんなどが発見できます。

胃カメラ検査は痛くて苦しいものなの?

胃カメラは適切な処置、麻酔を用いれば、ほとんど苦痛なく検査を行えます。とくに鼻から内視鏡を通す「経鼻内視鏡検査」では、口からの胃カメラに比べ、細い管(5mm程度のスコープ)ですみ、刺激や痛みがほとんどありません。

鼻から胃カメラと、口から胃カメラのメリット、デメリットを教えてください。

メリット/デメリットは下記をご確認ください。
当院では、常に患者さまの立場にたち、肉体的・精神的苦痛のない鼻、または、口からの胃カメラ検査をいたします。メリット/デメリットを理解した上で、ご不明点、ご希望を医師にご相談ください。
メリット
デメリット
鼻からの胃カメラ
(経鼻内視鏡)
  • 局所麻酔(鼻、のど)に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく安全
  • 検査後に仕事をすることも可能
  • カメラの経が細いため、痛み、嘔吐反射を軽減できる
  • 検査中に会話ができる
  • 内視鏡の挿入により鼻出血など、鼻粘膜が傷つく恐れがあるので、鼻の疾患のある方は避けた方がよい
口からの胃カメラ
(経口内視鏡)
  • カメラの管が太く、ライトも明るいので病変部分をより鮮明に見られる
  • 検査と同時に、ポリープ切除や細胞採取などの処置が行える
  • 静脈麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用するため、副作用の可能性がある
  • 検査後、麻酔から覚めるまで時間がかかる
  • 鎮痛剤の副作用で気分の悪くなる方が稀にいる
  • 咽頭部を刺激するため、吐き気や苦しさなどの不快感がある
  • 検査後に車や自転車の運転、激しい運動が行えない(控えて頂く必要があります)
鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)
メリット
  • 局所麻酔(鼻、のど)に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく安全
  • 検査後に仕事をすることも可能
  • カメラの経が細いため、痛み、嘔吐反射を軽減できる
  • 検査中に会話ができる
デメリット
  • 内視鏡の挿入により鼻出血など、鼻粘膜が傷つく恐れがあるので、鼻の疾患のある方は避けた方がよい
口からの胃カメラ(経口内視鏡)
メリット
  • カメラの管が太く、ライトも明るいので病変部分をより鮮明に見られる
  • 検査と同時に、ポリープ切除や細胞採取などの処置が行える
デメリット
  • 静脈麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用するため、副作用の可能性がある
  • 検査後、麻酔から覚めるまで時間がかかる
  • 鎮痛剤の副作用で気分の悪くなる方が稀にいる
  • 咽頭部を刺激するため、吐き気や苦しさなどの不快感がある
  • 検査後に車や自転車の運転、激しい運動が行えない(控えて頂く必要があります)

胃カメラ検査の流れを教えてください。

当院が行っている苦痛を抑える胃カメラ検査の流れをご紹介します。
検査前日
  • 夕食は午後9時頃までに済ませ、それ以降は何も食べないでください。
  • 水分は適度に摂ってかまいません。
検査当日
  • 飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。検査終了まで食事は一切摂れません。
  • ※常用薬を服用されている方は、事前に医師にご相談ください。
病院へ
  • 受付を済ませ検査室に移動し、消泡剤(胃の壁をきれいにする液体)を飲みます。
  • ここまでの手順は口からの胃カメラ(経口内視鏡)と同じです。
鼻から胃カメラ
(経鼻内視鏡)の手順
  • 鼻に血管収縮剤をスプレーします。
  • これによって鼻の通りがスムーズになり、出血しにくくなります(花粉症の点鼻薬などにも含まれているお薬で、痛みはありません)。
  • 両方の鼻腔にゼリー状の局所麻酔薬(鎮痛剤、鎮静剤)を注入します。局所麻酔のため、眠くなりません。
  • 鼻腔に麻酔薬を塗ったやわらかいチューブをゆっくり入れて、奥まで局所麻酔を行います。
  • 内視鏡をゆっくり挿入します。
  • 食道→胃→十二指腸の順に、上部消化管を観察します。
検査結果の説明
  • 検査終了後、診察室で撮影した画像をモニターで確認しながら検査結果の説明を受けます。約1時間ほどで飲食ができます(生検アリの場合、飲食は2時間後)。
    また、原則として眠くなる静脈麻酔を注射しないので、すぐに帰宅できます。
    ただし検査当日のアルコール摂取、入浴は避けましょう(シャワーは可能)。

検査費用はどれくらいでしょうか?

下記の料金表をご確認ください。
胃内視鏡検査
1割負担
2割負担
3割負担
胃カメラ(観察のみ)
2,000円
4,000円
6,000円
胃カメラ(顕微鏡検査を含む)
3,000円
6,000円
9,000円
胃カメラ(観察のみ)
1割負担
2,000円
2割負担
4,000円
3割負担
6,000円
胃カメラ(顕微鏡検査を含む)
1割負担
3,000円
2割負担
6,000円
3割負担
9,000円

※事前検査分(血液検査ほか)などは含まれておりません。
※ご来院の際は保険証をお持ちください。