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Upper Endoscope

胃カメラ検査

死亡原因の第1位は、悪性新生物(ガン)

日本人の死因トップは悪性新生物、つまり「ガン」です。 厚生労働省が発表していう下記の「主な死因別死亡数の割合(平成23年)」をご覧ください。

死因の年次推移をみると、ガンの割合は年々上昇し続け、昭和56年以降は常に死因のトップとなっています。
平成23年の全死亡者に占める割合では「28.5%」と高い割合になっており、日本人の約3.5人に1人はガンで死亡したことになります。
ここではさらに、ガンの死亡数・死亡率を男女別、部位別に見てみましょう。

悪性新生物(ガン)の主な部位別死亡率(人口10万対)

男性は、1位「肺」、2位「胃」、3位「大腸」
女性は、1位「大腸」、2位「肺」、3位「胃」となっています。
男性においては、胃ガンや肝臓ガンが減少傾向にありますが、肺ガンや大腸ガンなどは増加傾向にあります。
女性においては、胃ガンや子宮ガンは横ばいか減少傾向にありますが、大腸ガンや肺ガンが増加傾向にあります。

ガン検診の普及もあり「胃ガン」は近年減少傾向にはあると言われていますが、まだまだ部位別にみても男女ともに “上位3位以内” と高い罹患率となっていることがわかります。

胃ガン対策の基本は、とにかく「早期発見・早期治療」

早期の胃ガンはほとんど症状がありません。自覚症状が出た時には、初期段階を通り越して進行ガンになっている可能性があります。 進行ガンの治療は、外科手術から放射線治療、抗ガン剤治療と、ご自身だけでなくご家族にとっても、つらく長い時間を必要とします。
さらに発見が遅れて他の部位への転移が見られる場合は、放射線治療や抗ガン剤などを使っても、すべてのガンを消滅させることは大変難しくなります。

そのような手遅れの状態にならないためにも胃ガンの対策の基本は、とにかく「早期発見・早期治療」を行うことです。 早期の胃ガン(ステージ1)の場合、9割が完治する傾向にあります。
ただし、自覚症状が出るようなガンは早期の胃ガンとは言えません。自覚症状が出ないため、早期に胃ガンを発見するには症状が出ないうちに、定期的に内視鏡検査(胃カメラ検査)を受ける事が大切です。
気づいた時には遅かった・・・という事にならないよう、40歳からは定期的に検診を受けるようにするほか、 身体に違和感がある場合は念のため、かかりつけの医師に相談するように心がけましょう。

ピロリ菌をご存知ですか?

「ピロリ菌」の正式名は「ヘリコバクター・ピロリ」と言い、胃の中に感染している、らせん形の細菌です。
ピロリ菌は日本人の約5割つまり“2人に1人”の割合、40歳以上では“7割”の人が感染していると言われています。
胃の粘液の中で生き続けて炎症を起こし、胃ガンの原因となるばかりでなく、胃炎、胃潰瘍の原因ともなります。

厚生労働省の調査でも、ピロリ菌に感染している人は、感染していない人に比べて胃ガンになる確率が“5倍”になると報告しています。
また、胃ガンの治療後に、ピロリ菌を除菌することで、新たな胃癌の発症が“1/3程度にまで減少する”こともわかっています。

胃ガンを予防するには、まずピロリ菌の存在を突き止め、除菌することが第一です。
今までのピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍など特定疾患にかかっていない限り健康保険が適用されず自己負担となり、高額な医療費が希望者の大きな負担となっていましたが、2013年2月より慢性胃炎でも “内視鏡検査で慢性胃炎と確認された場合” は【保険で除菌できる】ようになりました。

保険適応での除菌は内視鏡検査が必須なため、当院での内視鏡検査をこの機会におすすめします。

  • ピロリ菌に感染していない健康な胃

  • ピロリ菌に感染し、炎症を起こしている胃

胃ガンを早期発見するためのベストな検査とは?

胃透視X線検査(バリウム検査)
バリウム検査は正式には「胃透視X線検査」と言います。
「胃透視」とはレントゲンにうつる「バリウム」という造影剤と、後から「発泡剤」というガスの出る薬を飲み、食道、胃、十二指腸の形を撮影する検査です。
検査は通常10~15分です。胃のいろいろな角度から撮影するため、レントゲン台の上でぐるぐる向きをかえる必要があります。
一般の胃ガン検診は、この胃透視検査で行っている場合が多いのですが、胃透視はいわば胃の壁にバリウムをなすりつけてその起伏を見るという、間接的な検査です。
ある程度進んだ状態の病気を見つけることはできますが、細かい病変を見つけることに限界があります。また、検査だけなので、病変を見つけてもすぐに処置ができないという二度手間のデメリットもあります。
胃透視を受けて異常なしと言われても、胃カメラで胃ガンが発見されるケースもあります。

CT、MRI、PET
CТ、МRI、PEТという検査機器は、予想外のガンの発見、ガンの転移・再発を調べるのに特に重要な検査とされています。
ただし、胃、大腸ガンは、臓器の粘膜側から出現するため、早期の胃ガン見つける検査としては適切ではありません。また、胃ガンを疑うことはできても、確定診断には胃カメラ検査(内視鏡検査)が必要です。

血液検査
腫瘍マーカーは、各種ガンの診断に使われますが、ガンを疑うことはできますが、ガンと確定することはできません。
また、正常値であっても、ガンを否定することもできません。早期ガンで数値の異常が見られるのはかなり稀だと考えた方がいいでしょう。

胃カメラ(上部内視鏡)検査
内視鏡検査は、直接目で確認できるので病変に気づきやすく、さらにその場で組織の検査、処置、手術ができるという、最も消化管に適した優れた検査だと言えます。
CCDの解像度がより鮮明になり、NBIや拡大内視鏡など機器の進歩によりより小さな病変も診断可能になりました。

胃ガン・大腸ガンの早期発見には、内視鏡検査が一番おススメです。
経験豊富な医師による苦痛の少ない検査を受けてください。

胃カメラ検査ご希望の方へ

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043-270-7778 043-270-7778 【受付】8:30~11:45 / 14:45~17:30
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当院の胃カメラ(上部内視鏡)検査が選ばれている5つの理由

POINT1 経験豊富な内視鏡専門医による検査
当院の院長は、当院に加え長年、千葉大学医学部附属病院、船橋市立医療センター等での常勤医として、内科全般および消化器疾患・内視鏡の診断・治療・研究にかかわってきました。とくに内視鏡症例は「胃カメラ2万例・大腸カメラ1万例以上」と非常に豊富な経験と高い技術を持っています。これまで胃カメラで苦しい思いをされた方でも安心して検査を受けていただけます。
※曜日により千葉大学や東京女子医大の非常勤医師が担当になることもあります。
※検査医師の指定はできませんのでご了承ください。

POINT2 高精度な内視鏡診断
ハイビジョン対応による高精細画像、NBI(Narrow Band Imaging)と言われる特殊光を用いて、高精度で正確な診断が可能です。
通常の内視鏡では見つけにくい小さな病変でも見落とさずに診断することが可能です。

POINT3 苦しくない無痛の胃カメラ(胃内視鏡検査)検査
胃内視鏡検査(胃カメラ)が苦しいのは、太いスコープが舌根部を圧迫することにより起こる、オェっという嘔吐反射のせいです。この嘔吐反射の少ない当院の胃カメラ(胃内視鏡検査)には、2つの方法があります。

・胃カメラが舌根部に触れないようにする方法
鼻から細径ファイバーを挿入する胃カメラ

・嘔吐反射をおこりにくくさせる方法
鎮静剤、鎮痛剤を用いた胃カメラ

当院では上記の方法を用いることで、つらくない内視鏡を可能としています。
ご自身のご希望で上記のいずれかを選べます。 もうつらい検査はやめましょう。
※千葉市の胃がん検診(内視鏡検査)は鎮痛剤、鎮静剤が使用できませんのでご了承ください。

POINT4 徹底した衛生管理
機関病院と同レベルの医療を提供するため、内視鏡検査一件ごとに内視鏡学会ガイドラインに沿って手洗いと内視鏡洗浄機にて確実に消毒・洗浄をし衛生管理を徹底しています。

POINT5 検査後の丁寧な説明
検査後に内視鏡検査で撮影した画像を1枚ずつご覧になっていただきながら、検査結果を丁重にご説明いたします。

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口から胃カメラの特徴

現在行われている内視鏡のなかで最も精度の高い検査が受けられる方法です。
検査の時に、オェっという嘔吐反射を防ぐため、のど麻酔のほかに、少量の鎮静剤を注射し検査します。
患者さんの年齢、体重、薬の服用履歴などから適切に判断し、麻酔投与量を決めますので安全です※。

眠っている間、もしくは、少しボーっとしている間に検査をするため、苦痛の少ない検査を受けられる非常に楽な方法です。
緊張しやすい方、不安の強い方、嘔吐反射の強い(オエっとなる、ゲーゲーしてしまう)方には特におすすめです。
通常は舌根にカメラがあたるので嘔吐反射が起こりますが、麻酔により楽な検査が受けられます。

※ご高齢の方、麻酔のリスクがある方は麻酔を使用できない場合があります。
※千葉市の胃がん検診(内視鏡検査)は鎮痛剤、鎮静剤が使用できませんのでご了承ください。

メリット
デメリット
  • 苦痛の少ない検査が受けられます。
  • 鼻からの胃カメラを鎮静剤なしでやるよりさらに楽です。
  • 微細な病変を見つけやすい。
  • 処置が行える(生検検査は経鼻内視鏡、経口とも可能)
  • 静脈麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用するため当日車の運転ができません。
  • 検査後30~60分程度院内で休んで帰っていただきます。
メリット
  • 苦痛の少ない検査が受けられます。
  • 鼻からの胃カメラを鎮静剤なしでやるよりさらに楽です。
  • 微細な病変を見つけやすい。
  • 処置が行える(生検検査は経鼻内視鏡、経口とも可能)
デメリット
  • 静脈麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用するため当日車の運転ができません。
  • 検査後30~60分程度院内で休んで帰っていただきます。

鼻から胃カメラの特徴

鼻から極細の胃カメラ(経鼻的胃内視鏡検査(胃カメラ))を挿入します。
通常経鼻内視鏡の場合は麻酔はしませんが、口からの胃カメラ(麻酔をしない場合)と比べ苦痛が少なく、両方の検査を経験された人の約9割が次回も鼻からの胃カメラを希望するという報告もあるほどです。
スコープが舌根に触れないのでオエっと吐き気を感じません。

メリット
デメリット
  • 吐き気が少ない検査です。
  • 検査中に会話ができます。
  • 麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)をしないため、体にやさしい検査です。
  • 処置が行える(生検検査は径鼻内視鏡、経口とも可能)
  • 鼻が狭い方は挿入できない場合があり、口からに切り替わることがあります。
  • 鼻炎等の耳鼻科疾患がある方は、鼻出血のリスクがあります。
  • 麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用した検査と比べ、嘔吐反射がややおこりやすい場合があります。
  • 鉗子口が小さいため、ポリープ切除や異物除去などが難しい場合があります。
メリット
  • 吐き気が少ない検査です。
  • 検査中に会話ができます。
  • 麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)をしないため、体にやさしい検査です。
  • 処置が行える(生検検査は径鼻内視鏡、経口とも可能)
デメリット
  • 鼻が狭い方は挿入できない場合があり、口からに切り替わることがあります。
  • 鼻炎等の耳鼻科疾患がある方は、鼻出血のリスクがあります。
  • 麻酔(鎮痛剤、鎮静剤)を使用した検査と比べ、嘔吐反射がややおこりやすい場合があります。
  • 鉗子口が小さいため、ポリープ切除や異物除去などが難しい場合があります。

検査当日と検査までの流れ

検査前日
  • 夕食は午後9時頃までに済ませ、それ以降は何も食べないでください。
  • 水分は適度に摂ってかまいません。
検査当日
  • 飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。検査終了まで食事は一切摂れません。
  • ※常用薬を服用されている方は、事前に医師にご相談ください。
病院へ
  • 受付を済ませ検査室に移動し、消泡剤(胃の壁をきれいにする液体)を飲みます。
  • ここまでの手順は口からの胃カメラ(経口内視鏡)と同じです。
鼻から胃カメラ
(経鼻内視鏡)の手順
  • 鼻に血管収縮剤をスプレーします。
  • これによって鼻の通りがスムーズになり、出血しにくくなります(花粉症の点鼻薬などにも含まれているお薬で、痛みはありません)。
  • 局所麻酔薬を注入します。
  • 内視鏡を通す方の鼻腔にゼリー状の局所麻酔薬を注入します。局所麻酔のため、眠くなりません。
  • 奥まで局所麻酔を行います。
  • 鼻腔に麻酔薬を塗ったやわらかいチューブをゆっくり入れて、奥まで局所麻酔を行います。
  • 内視鏡をゆっくり挿入します。
  • 食道→胃→十二指腸の順に、上部消化管を観察します。検査中にモニターを見ながら、医師と会話ができます。
検査結果の説明
  • 検査終了後、診察室で撮影した画像をモニターで確認しながら検査結果の説明を受けます。約1時間ほどで飲食ができます。
    また、原則として眠くなる麻酔を注射しないので、すぐに帰宅できます。
    ただし検査当日のアルコール摂取、入浴は避けましょう(シャワーは可能)。

費用について

胃内視鏡検査
1割負担
2割負担
3割負担
胃カメラ(観察のみ)
2,000円
4,000円
6,000円
胃カメラ(顕微鏡検査を含む)
3,000円
6,000円
9,000円
胃カメラ(観察のみ)
1割負担
2,000円
2割負担
4,000円
3割負担
6,000円
胃カメラ(顕微鏡検査を含む)
1割負担
3,000円
2割負担
6,000円
3割負担
9,000円

※事前検査分(血液検査ほか)などは含まれておりません。
※ご来院の際は保険証をお持ちください。

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水曜・日曜・祝日

検査を受ける前の注意事項

狭心症や脳梗塞などの血をさらさらにする薬(バファリン・バイアスピリン・パナルジンなど)および痛み止めの薬は、検査前より中止していただくことがありますので、必ず事前にお知らせください。
中止できない場合、検査はお断りします。検査当日の車・自転車でのご来院はご遠慮ください。
また検査後も麻酔の影響が残りますので、当日は車・自転車の運転は避けてください。
また、鼻の疾患のある方は鼻からのカメラが難しい場合がありますので、事前に医師までご相談ください。
感染対策の観点から、付添いの方のご入室はお断りしております。
検査の安全性を考慮し、ご本人様と日本語での意思疎通が難しいと思われる患者様は検査をお断りする場合がございます。
ご了承ください。

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